本日は、古くなった瓦の差替え補修を瓦職人さんにお願いしています。
街中を見渡しても日本瓦を葺いた建物は少なくなりました。
重い、高いというイメージが先行して敬遠されがちですが
日本の気候・風土には一番合っていますし、屋根材としてはやはり
優れたものです。
耐久性に優れた瓦(特に「釉薬」ものは優れています)ですが
さすがに長年の寒暖雨風で風化が激しくなっています。
しかし、瓦の場合最低限で差替えが行える点も利点のひとつです。
今回のお宅も新葺きの時期にではありますが、大きな屋根ともなると
工事費用が高額になる場合もあり、そんな時は部分的な補修を選択
出来るのも瓦のメリットのひとつです。
また、片流れ分は使用可の古瓦を使用、不足分を新瓦で葺直す
なんて事も可能です。(あくまで予算が許すなら全面をお薦めしますが)
現在の瓦は、土を使用しませんし、軽量瓦も沢山開発されていますので
重さに関しては、そんなにご心配せれることもないかと思います。
「瓦屋根は重い。地震の時に危険だ」というのは詭弁に過ぎないというのが
私自身の意見です。
様々な種類の屋根材には、デザイン性をはじめメリット・デメリットがあると
思いますので、建築業者などの意見等を採り入れてご検討ください。