月別アーカイブ: 2016年6月

目地コ―キング

先日来、ご紹介の外壁改修工事。

空を睨みながら、吹付け塗装前の工程

目地のコ―キング工事を行いました。

皆様もご存知のように、モルタル塗りの場合

クラック(ひび割れ)防止に入れます。

左官が壁を塗る際に、目地棒なるものを塗り込み

仕上がり後に外すと目地が出来ます。

奥は再度左官で仕上る場合と、コ―キングを行う場合が

あります。近年はコ―キングを充填する施工が一般的です。

その際、まずマスキングテープで養生しその後、シールドプライマーを

塗ります。

 

 

これは密着性増強用下塗り材で、塗装などの工事の際にも(材料は変わる)

行う作業で大切な工程です。

 

 

このひと手間を省くと、コ―キングの持ちが大きく変わってきます。

DIYで、浴室や壁のひび割れなどをコ―キングされる際は

市販で簡単に手に入るので、是非ひと手間加えてください。

それから、コ―キングの種類ですが大きく分けてウレタンと

シリコン、変成シリコンがありますが、塗装する場合は最後の

変成タイプが適しています。

 

 

塗装改修の現場にお伺いすると、よくあるのですが

ご主人がご自分でひび割れ箇所にシリコンコ―キング

で補修されており塗装が接着しない為、余計な作業が

増える場合がよくあります。(家のためと良かれと思いされた

ことですが・・・)

ご参考にして頂ければ幸いです!

 

 

 

 

 

 

 

白アリ被害 (復旧編)

前回の続きです。

下地が出来たタイミングで駆除行います。

 

 

被害が少なく、既存材を残した土台、柱そして2階梁は

ドリルで穴をあけ、薬剤を注入。その他は隈なく散布。

 

 

 

 

断熱材を入れた後、モルタル塗りの下地であるヌキ材にも

前もって散布しておきます。

 

 

今回の場合は、駆除と同時に予防も兼ねています。

駆除には、殺虫性薬剤をシロアリの生息部に注入する方法で、

被害をそれ以上進まないようにします。

予防には、床下の木材と土壌を薬剤処理し、床下に防蟻層を

設ける方法でシロアリを床下から建物に侵入するのを防ぎます。

また、木材には穿孔注入処理・吹き付け処理、土壌には

散布処理を行います。

浴室やトイレには特別な処理を行って防蟻層を作ります。

と、「白蟻駆除」と言っても、場所・状況に応じて対処法が異なります。

今回は被害のなかった床下も予防の為作業を行いました。

 

 

あとは左官でモルタル塗りの上、塗装工事と

通常の工事で終了!

これで白蟻対策は一安心ですicon_biggrin.gif

 

 

 

 

 

 

白アリ被害

先日、突然に崩れ落ちたモルタル外壁。

幸いにも人への被害等は無く、大事には至りませんでしたが

原因は、憎き白蟻。

 

 

ヌキ下地、間柱、筋違いは見事に食われて跡形もない

状態にkao-a09.gif

 

 

被害にあった周辺にも白蟻被害の気配が!

 

 

まずはモルタル壁にダイヤモンドカッターで切断。

既存壁を撤去してみると

 

 

 

予想通り。

心配していた梁は表面のみ被害に留まり一安心。

 

 

節の堅い部分は残して、あとはきれいにごちそうさま!

(アリではないので、ホントのとこは分かりませんが節は不味いんでしょうねぇ)

 

 

下地をすべて新設。既存柱に関しては補強しました。

この後は、白蟻駆除を行って壁塞ぎます。