月別アーカイブ: 2018年4月

カラーベスト屋根 葺き替えカバー工法

瓦に代わる屋根材として普及しているカラーベスト葺き。

その理由としてまず軽い。そして一般の屋根材に比べ固く、強いので

耐久性にも優れているという点が挙げられます。

しかし、長年雨風に晒されると表面の風化は避けられません。

そこで、塗装や葺き替えという改修方法が考えられます。

塗装に関しては、断熱塗装など何度か施工例としてご紹介しておりますが

今回は葺き替えについての施工事例。

通常は既存材をめくって新たな材料を葺くのですが、

2000年以前に製造されたものにはアスベストが混入されている

可能性があり、リフォームの際にはアスベスト対策が必要な

場合があります。

そこで今回のカバー工法(重ね張り)がお薦めになってきます。

 

 

既存屋根。塗装がかなり剥げてしまい全体に白っぽくなっています。

 

 

既存屋根の上から、通常の工程通りルーフィングを敷きビスで固定。

 

 

その上から遮熱性に優れたガルバリウム鋼板を重ね張りしていきます。

分かり易いように切れ端の材料の断面の写真を撮ってみました!

ガルバリウム鋼板は耐食性に強いので、酸性雨などに非常に強い、

ヒビ割れの心配もないなどのメリットも有ります。

 

 

鋼板が葺き終えれば、ケラバ、棟などの役物を取付完了。

 

 

 

ケラバ、棟包みの取り合いからの雨の侵入を防ぐため

パッキンを屋根に貼りカラー鋼板役物を取付けます。

 

 

完成です!

京町家まちづくりファンド

こんにちは。

本日は「京町家改修女性事業」のお知らせ。

地域まちづくりの推進に効果が期待され、良好な景観の形成に

つながる京町家の改修等に対し、改修助成を行うというもの。

 

 

京町家まちづくりファンド委員の審査の上、改修助成事業の要件へ適合と

見做された物件に実行されます。

 

 

 

こちらは実際に助成を受け改修工事が行われた町家。

詳しい募集要項等のお問合せは  HP「お問合せ」欄からどうぞ

 

 

 

 

 

浴室用シート「バスナリアルデザイン」 【施工編】

前回の投稿から時間が空きましたが

今回は、実際の工事の模様をご覧いただきます。

 

 

昔ながらのモザイクタイル張りの床です。

 

 

下地補修材を使って、タイル目地を埋めていきます。

 

 

 

乾いてくると全体に白っぽくなってきます。それが完了のサイン。

 

 

充分に乾燥したことを確認し、いよいよシート張り作業。

専用の2液性エポキシ系接着剤を使用します。

 

 

シートの厚みは4・3.5・2.8㎜とタイプがあります。

今回は一番厚い4㎜タイプを施工。

 

 

シートが下地に十分接着している事を確認の上、

壁・浴槽廻り、排水皿廻りにシーリング(こちらも専用)を打ちます。

 

 

 

完成です。

施工日は入浴は控えてもらわなければなりませんが

翌日からはOK!

(但し、入浴後のお掃除の際にシーリング部分をごしごし擦るのは

2~3日我慢してください 笑)

いかがでしょうか? 家庭用浴室でしたら1日でお手軽にリフォーム可能です。

今回は在来のタイル浴室でしたが、ユニットバス床でももちろんOK!

素足でヒヤッと冷たい、滑りやすくて危ないなどお悩みの方は是非お考え下さい。

 

詳しいお問い合わせはコチラまで http://www.katou-k.com

 

 

 

 

 

 

 

 

恐るべし白蟻軍団! 柱入替の巻き

しばらく空き家になっていた家屋が

白蟻被害の疑いがあるので見てほしいとのご依頼。

調査してみると確かにあちこちに白蟻の痕跡が・・・

一番被害が大きそうな柱、押さえてみると何と表面紙一枚ほど

残して見事にやられておりました。

 

 

 

 

 

予想はしていましたが、ここまでとは!!

 

 

早速、袖壁を落として柱入れ替えます。