瓦に代わる屋根材として普及しているカラーベスト葺き。
その理由としてまず軽い。そして一般の屋根材に比べ固く、強いので
耐久性にも優れているという点が挙げられます。
しかし、長年雨風に晒されると表面の風化は避けられません。
そこで、塗装や葺き替えという改修方法が考えられます。
塗装に関しては、断熱塗装など何度か施工例としてご紹介しておりますが
今回は葺き替えについての施工事例。
通常は既存材をめくって新たな材料を葺くのですが、
2000年以前に製造されたものにはアスベストが混入されている
可能性があり、リフォームの際にはアスベスト対策が必要な
場合があります。
そこで今回のカバー工法(重ね張り)がお薦めになってきます。
既存屋根。塗装がかなり剥げてしまい全体に白っぽくなっています。
既存屋根の上から、通常の工程通りルーフィングを敷きビスで固定。
その上から遮熱性に優れたガルバリウム鋼板を重ね張りしていきます。
分かり易いように切れ端の材料の断面の写真を撮ってみました!
ガルバリウム鋼板は耐食性に強いので、酸性雨などに非常に強い、
ヒビ割れの心配もないなどのメリットも有ります。
鋼板が葺き終えれば、ケラバ、棟などの役物を取付完了。
ケラバ、棟包みの取り合いからの雨の侵入を防ぐため
パッキンを屋根に貼りカラー鋼板役物を取付けます。
完成です!