月別アーカイブ: 2018年5月

シロアリ防除工事

先月もご紹介しましたが

この時期の風物詩(失礼いたしました)白アリ駆除工事!

先日羽アリを発見されたお宅。その後調査に伺い、本日工事となりました。

浴室、トイレなど水廻り部の被害で床下に入るところがない為

床下点検口を設けさせていただき工事を進めました。

 

 

浴室は、壁・土間に小さな穴を何箇所か開けて駆除剤を吹き込みます。

土の中に卵を産み付けているので、土壌処理は重要です。

 

 

 

処理のための開口から木部、土壌を処理。

 

 

その他柱や敷居など木部にも穴を開け、液を吹き込みます。

 

 

敷居、柱元に小さな点が確認できますか?

これは作業後に穴を埋めた写真です。

今の時期から梅雨入り辺りまでが羽アリの発生しやすい時期です。

カラッと晴れた日(前の日が雨降りだと発生の確立がアップします)

に羽アリが飛び立つ可能性が大です!

見かけたら手遅れになる前に、信頼のできる工務店、専門業者への

ご相談をお勧めします!

 

 

 

 

 

 

 

 

壁ー杉皮張替工事

お庭などの塀の化粧によく見かける杉皮。

今回は建物正面の外壁に張られている杉皮の

張替工事をご紹介!

 

 

長年の雨風等に耐え、相当に色あせて所々下地が見えている部分もあります。

先ずは、押えの丸竹、杉皮をめくり釘終いを行います。

一枚の杉皮は大体1尺二寸(36cm)程度ですが、施工後の本体の伸び縮みを考慮して

15~20㎜程度重ね張りします。

その為、重ねた部分が二重になり厚みが出来ますので、張る前にカンナで厚みを削ります

 

 

一方は表側、一方は裏側を削ることによって厚みを調整していきます。

準備が出来たら順番に重ねしろ、建ちに注意して張っていきます。

張終えた後、押え&意匠に丸竹を「皆折釘」と言われる特殊な釘で止めていきます。

この釘、すべて手作りの為に現在では生産している会社が数少なくなっているようです。

 

 

 

 

こちら手前の壁が工事完了。奥がこれからの壁。

奇麗になったのがよく比較できるかと思います。

そして完成写真がコチラ!

 

 

先日ご紹介した真竹ボードのように樹脂を使用し耐久性があり

その上本物そっくりに出来上がった商品もいいですが、

 

手間暇そして定期的なメンテは掛かりますが、本物はやはり良いものです!

このような伝統も大切に継承していきたいものですね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

エレガントストーン塗替え工事

外壁塗装「エレガントストーン」塗替え工事現場を

工程ごとにご紹介!

 

 

まずは改修前の状態。約20年前に新築された時から現在に至ってます。

全体的にところどころ水垢の汚れが目立ちます。

そして何よりも表面の風化が激しく、触るとボロボロで手が真っ白く

なってしまう程です。

 

 

まず養生を済ませ、シーラー処理を行います。

一般的にシーラーには以下のような役割があります。

・塗装を行う面の塗料の吸い込みを抑え、吸い込みを均一化して塗装むらを防止する

・接着剤のような働きをし、塗装を行う面と、塗り重ねる仕上げ塗料(中塗り塗料・上塗り塗料)との密着性を高める

・塗装を行う面のアルカリを抑える

今回のような改修の場合は、浸透性シーラーを使用。

塗装を行う面に浸み込みやすく、下地を強化する役割を果たしますので

大事な工程になります!

 

 

次に目地の塗装。大変地味な作業です。

細い筆で出来るだけはみ出さないように塗っていきます。

目地の色、濃さによって仕上がりの印象が変わるので壁の色ともに

充分な検討が必要です。

 

 

目地の塗装を終えれば、充分乾かして専用の目地養生を貼り付けます。

 

 

 

いよいよストーンのネタを吹き付けていきます。

今回は単色吹きですので1回で終了ですが、複色の場合は同じ作業を繰り返します。

そして2~3日充分に乾燥させてクリア―塗装を上から掛けます。

 

 

このクリア―塗装を行うことによって表面の劣化が大幅に違ってきます。

艶を出すとともに、表面の保護になります。

 

 

軒天井、樋なども塗替え。

 

 

そして出来上がりが・・・

 

 

どうですか!?

ガラリとイメージも変わり、新築同様の仕上がりに!